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2005/02/01

月刊CARGO 2005年2月号

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中部地区でドライカーゴの需要開拓へ関東・関西へのバックアップ体制も

航空集配サービスは、中部臨空都市・空港島総合物流ゾーンの第2列目(B-5(7))区画--敷地面積4.671m2)で自社施設を開設し、「中部空港営業所」として運営する。倉庫の延面積は約1,500m2。保税面積は3000m2。冷蔵庫面積は270m2。冷蔵庫は、設定温度摂氏マイナス5度のものを1基、同3〜8度のものを2基設置し、花きや果実類、医薬品など品目ごとに使い分ける考えだ。セントレアは24時間空港として開港するため、深夜早朝に勤務するドライバー向けの仮眠室やシャワー室も設けている。

同社は成田空港周辺の自社施設などで保税蔵置場を運営し、フォワーダー各社の貨物を取り扱い、ロジスティクスサービスなどを手掛けている。同社の三浦敏明 中部地区営業本部長は「空港等の自社施設を起点に生鮮貨物だけでなく、成田地区における保税蔵置場の運営ノウハウを生かし、ドライカーゴの需要開拓に力を 入れる」 と話す。

中部開港をにらみ、本社デスク(千葉県習志野市)と名古屋デスク(愛知県小牧市)が連携し、50項目以上にわたる検討事項をスケジュール化し、開港対応を進めてきた。 開港時特有の混乱をうまく乗り切るため、関東関西地区のバックアップ体制も確立。 中部地区における取扱量増加を狙う。