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2009/10/19

物流Weekly 2009年10月19日

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イノベーションクラブ活用<航空集配サービス> 社員の自発性も重視し展開

航空貨物を中心に事業を展開する航空集配サービス(堀越大吉郎社長、千葉県習志野市)。事業所の統廃合や営業力の強化などを推し進めた結果、不況のさなかでも増益を維持している。

同社はトーマツイノベーションの「イノベーションクラブ」の会員企業として、多くの社員を講習に参加させている。会員になる前は通信教育を利用したり、独 自のカリキュラムを作成するなどしていたというが、「なかなか思惑通りに教育が定着せず試行錯誤していた」(同社長)。そこで、「負荷がかからない形で取 り組める」同クラブへの参加を決めたという。

管理職や事務・営業職に従事する社員を中心に、これまでに延べ400件以上の講習に参加。新入社員研修としても活用しているという。参加後は報告レポートの提出も義務づけ、内容の定着を図っている。

教養や先見性・判断力養える

以前は、「現場」に関する内容の教育が多かったという同社。しかし同クラブに参加することで、現場寄りのスキルだけでなく、「教養、先見性、判断力といっ た、仕事をする上で必要となるベースの部分が身につく」と同社長は説明。「他社の人と一緒になるのも刺激があるようだ」と付け加える。

一方、同社は社内に「夢計画推進プロジェクト」を立ち上げ、社員主導で経営計画を立案。「どんな会社にしたいか」を全社員に書かせ、それらの要望や目標を実現すべく、選抜メンバーが取り組むという活動だ。

たとえば、「明るく元気にあいさつする会社」という目標のために、本社のオフィス入り口にオレンジのビニールテープで「あいさつエリア」を設置したという。

「夢計画」のめざすところは、「2017年までにはたらく人のしあわせ満点の会社になる」というキャッチコピーとともに、1枚のポスター(写真)にまとめられている。「託児所」「年商300億円」「有給休暇も取りやすい職場環境」などの目標が並ぶ。

「アンケートをとると、実に多くの要望が出てきた」と同社長は笑うが、前述の通り、それらの要望を実現させるのは経営層ではなく、あくまで社員主導のプロ ジェクト。そのため、「当事者意識を持って取り組めるとともに、『実現には何が足りなくて、何が必要なのか』といったマネジメント寄りの視点も養える」 (同)といった成長の機会ともなっているようだ。

教育サービスを利用した受講型の教育と、社員の自発性を重んじる参加型のプロジェクトの双方が、同社の人材育成の柱となっている。

イノベーションクラブ活用<航空集配サービス> 社員の自発性も重視し展開