海外向けに酒販免許取得

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海外向けに酒販免許取得
食の輸出プロジェクト始動
クールチェーンを最大活用

山口裕之主任ニュース

 航空集配サービスが日本酒の海外輸出を開始した。昨年、酒販免許を取得。国内の酒造メーカーから日本酒を買い取り、フォワーダーと連携して輸出するスキームを構築した。上海の食品輸入会社を通して、現地の日本料理店向けに輸出している。今後は、日本酒とともに、鮮魚や各種生鮮・食品をパッケージ化して輸出するサービス、また他国・他地域への輸出拡大に向けた検討を進める。ロジスティクス営業本部営業推進課の山口裕之主任は「フォワーダーをはじめとする物流事業者と連携して、新たな商材・仕向地の開拓にも取り組みたい」と話す。また生鮮や青果物の荷主・生産者に対して、航空集配サービスのノウハウを提供する形で「食の輸出」を全面的にバックアップするサービスにも力を入れる。

日本酒の輸出に関しては、上海の日本料理店のオーナーから「オリジナルの日本酒を置きたい」との依頼を受けたことをきっかけに検討に着手。酒販免許を取得し、航空集配サービスが「シッパー」となる形で輸出に取り組むことになった。航空集配サービスが西日本地域の酒造メーカーから日本酒を買い取り、自社の保税蔵置場を活用し、フォワーダーに通関などを委託。上海の食品輸入会社を通じて、現地の日本料理店向けに輸出している。

航空集配サービスは輸入生鮮貨物の取り扱いに豊富なノウハウがあり、同時に輸出保税業務も提供している。「食の輸出」を支える生鮮貨物の取り扱い、輸出保税業務の組み合わせ、また多くのフォワーダーと取引があることが航空集配サービスの強み。こうした強みを生かして日本酒の輸出を可能とした形だ。

成田空港外の物流施設「成田ロジスティクス支店」(千葉県山武郡芝山町)の保税蔵置場には保冷施設を完備。保管とともに検品や梱包も可能となっている。保冷車、冷蔵車による全国の保冷輸送ネットワーク、フォワーダーの物流機能を組み合わせることで「食の輸出プロジェクト」を拡大する計画だ。

日本酒とともに、各種生鮮・食料品をパッケージ化して輸出することも検討しているほか、仕向地の拡大も模索する構えだ。山口主任は「既に他国・地域のレストランなどからも引き合いをいただいており、実現に向けて準備を進めている状況だ。また、近い将来、中国の輸入規制が緩和された際には、先行して中国への食品輸出に取り組んでいる強みを発揮できる」と話す。

食の輸出プロジェクトに関しては、今回の日本酒の輸出のように自らがシッパーになるケースとともに、例えば鮮魚や青果物などの荷主・生産者が輸出に取り組む際のサポートにも力を入れる。販路紹介・戦略サポート、物流提案・貿易実務サポート・輸出代行などのサービスを提供。フォワーダーなど物流事業者との連携も通じて、航空集配サービスが提供する「クールチェーン」により、準備段階から実際の輸出、輸出後のフォローなどを含めた形で輸出業務を全面的にサポートする。