空港外で保税蔵置場を運用 定温管理・OLTにも対応

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空港外で保税蔵置場を運用 
定温管理・OLTにも対応


 航空集配サービスは福岡営業所(福岡市博多区)が九州圏内を管轄する。陣容はドライバーを含めて約30人。トラックは大型車4台、4トン車2台の計6台体制。もともと輸入生鮮貨物および国内生鮮貨物の市場向けのトラック輸送を中心に事業展開してきた。現在は、福岡空港を中心としたフォワーダーの輸出入貨物の輸送サービスも展開している。現在の福岡営業所の取り扱い貨物内容(売り上げベース)は生鮮8割強、ドライ1割強。生鮮の取り扱いに関しては国際7割、国内3割といった水準だ。
 倉庫は2棟。第1倉庫で生鮮貨物を中心とした取り扱いを行っている。第1倉庫の施設面積は1757平方メートル。温度管理が可能なクール室作業場、冷凍・冷蔵庫を完備。高品質な混載配送サービス、チャーター輸送も手掛けている。
 第2倉庫は昨年5月に保税蔵置場許可を取得した。保税蔵置場は1439平方メートル。このうち、定温庫(プラス10度~同20度)が330平方メートル、常温庫が759平方メートル。第2倉庫では、通関や検量・検尺、各種梱包、在庫管理、爆発物検査などの各種サービスの提供が可能だ。
 福岡空港の新貨物地区から数百メートル、博多港まで4.5キロで、物流の観点から好立地にあることが強み。福岡空港の貨物地区との間でシャトル便も運行している。航空集配サービスの同施設で通関を実施し、福岡空港の国際貨物上屋に搬入する需要も目立っている。九州圏は生鮮貨物とともに、自動車部品や半導体関連貨物の需要も多い。厳密な温度管理が求められる貨物の保管・輸送にも対応できる。
 保税貨物を対象とした入庫独自システム「シューバード」を導入していることも特色だ。顧客(フォワーダー)ごとにID、パスワードを提供して情報を管理。航空集配サービスの倉庫に入庫した際に現場担当者が専用端末を操作して入庫作業を行う。入庫情報のスピード化、業務簡素化といったメリットを顧客に提供している。
 一方、昨年10月の輸出入申告官署自由化の開始を受けて、福岡空港外の物流施設での保税業務、福岡空港税関支署への申告といったケースが増加することも見込まれる。空港外の保税施設活用の需要が高まることが予想される。保税蔵置場許可を取得し、かつ定温管理が可能な福岡営業所の施設を有効活用できる事業環境にある。
 福岡営業所は従来から関西空港向けの保税転送(OLT)を手掛けてきた実績があるほか、第2倉庫の保税蔵置場で車上通関も可能だ。福岡空港搬入にとどまらず、他空港向けのOLTにも柔軟に対応できる。
 福岡営業所の稲葉雅之所長は「トラック輸送や車両の手配が可能であり、空調施設を完備した保税蔵置場を整備していることが強み。通関や爆発物検査、検量・検尺といった各種作業が可能だ。お客さまの多様なニーズに対応することで、福岡、九州地区の物流効率化、活性化に貢献したい」と話す。

 

写真1キャプション
稲葉雅之所長

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福岡営業所倉庫

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保税クール室