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月刊CARGO 2008年8月号

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関空島最大の生鮮上屋を運営する輸出一般化貨物の取扱体制強化も 航空集配サービスは関西空港国際貨物地区内「大阪支店」を運営している。関空島内最大の生鮮上屋であり、マグロやサーモン、アメリカンチェリーやアスパラ ガス、まつたけ、切り花などの輸入生鮮貨物を取り扱う。生鮮貨物に加え、空調機能を活用し、精密機器や薬品類など一般輸出貨物の取扱拡大にも力を入れてい る。保税面積は5,136m2、低温倉庫は3,200m2(設定可能温度摂氏12〜30度)。冷蔵倉庫は323m2(同マイナス1〜マイナス5度)になる。魚介類、果実類、切り花一般貨物というように施設内部を品目別に分けて活用している。 大阪支店は80人体制(契約社員、パート社員含む)で運営している。西日本地区の一大拠点として、関西地方だけでなく、北陸地方や中国地方、一部中部地方向けの配送拠点としても活用している。到着貨物の取り扱いなどは午前1時ごろまでに終えているという。 07年度における同支店の取扱量は4万8,960トンと06年度並み。輸入生鮮は4万2,814トンとなり、全体の80%を占めている。一般貨物は 6,146トン。内訳は、輸出4,720トン、輸入1,425トンになるという。 輸出生鮮貨物の取り込み強化も狙う。国土交通省などによる生鮮輸出拡大策に連動し、日本国内で生産された農作物などの生鮮輸出に対応する考えだ。同社大阪 支店の武田和久支店長は「冷蔵・冷凍機能を生かした生鮮貨物の需要開拓に加え、低温倉庫をフル活用し、出荷計画に合わせた精密機器など一般輸出貨物のロジ スティクス業務にも力を入れていきたい」と話す。

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