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東海3県管轄、需要に的確対応

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東海3県管轄、需要に的確対応


 

 航空集配サービス中部空港営業所は、中部臨空都市・空港島総合物流ゾーンに拠点を構えている。保税蔵置場面積は2987平方メートル。それ以外の倉庫面積は1745平方メートル。マイナス5度の冷蔵庫(91平方メートル)、プラス3~8度の冷蔵庫(2基、計185平方メートル)、プラス19度のクール室(600平方メートル)がある。現在の陣容は18人。生鮮対応をメインとした大型冷蔵車を運行している。

 ドライ貨物と生鮮貨物の取り扱い比率は7対3といった水準だ。ドライ貨物の取り扱いは、輸出貨物が目立っている。輸出貨物の保税転送サービスを手掛けることもあり、仕向け地は成田や羽田、関西、小松空港など。自動車関係の貨物が目立っているという。

 生鮮貨物は輸入貨物の取り扱いがメイン。愛知、岐阜県の市場向け配送を行い、西日本向けの配送については、関西空港にある大阪支店を中継するルートを構築することで効率的、安定的な運用を可能としている。中部圏には生鮮の特産も多く、果物や季節商材など生鮮輸出貨物の取り扱いもある。中部空港営業所の廣瀬正所長は「生鮮貨物の輸出の取り扱いはまだ少ないが、多くの種類の生鮮貨物を開拓することを通じて、取り扱いを拡大したい」と話す。

 昨年春から輸出貨物の混載集荷サービスを開始した。東海三県(愛知県、岐阜県、三重県)をカバーしており、東は愛知県豊橋市、西は三重県四日市市や鈴鹿市までサービスを提供している。フォワーダーからの手配でメーカーの工場などから貨物を集荷する。併せて輸入貨物の配送も組み入れる形で、より効率的な運行を検討しており、コスト低減など顧客メリットにつなげる考えだ。同サービス用の車両は現在4台を活用しているが、事業拡大と併せて、増車も検討している。

 廣瀬所長は事業方針について「他の支店との連携、協力会社との連携を武器に、業容の拡大を図っていきたい」と言及。迅速なオペレーションと安全性を重視しながら、顧客ニーズに的確に対応、事業拡充を図る考えだ。

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廣瀬正所長


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航空集配サービスの中部空港営業所